
キャリア形成シリーズ第2回となります。
第1回は下記の記事から参照ください。
今回の第2弾では、大学生活についてです。
大学生活の中で「将来の仕事」を意識する瞬間は、アルバイトやインターン、先輩との会話など、意外と身近な場面にあります。
しかし、多くの人が「どんな働き方を選べばいいのか」「社会に出てから役立つ経験とは何か」と迷いを感じています。
この記事では、大学生のうちにキャリア形成を意識することの重要性と、具体的に取り組める方法を紹介し、読み進めることで、自分に合った道を見つけやすくなり、社会に出る前に一歩リードできるはずです。
大学生活でキャリア形成を意識する意味

大学生活は、自由な時間が多く与えられると同時に、将来に向けた準備期間として大切な時期でもあります。多くの学生が「とりあえず卒業してから考えればいい」と思いがちですが、社会に出てから進路を選ぶのでは遅いと感じることも少なくありません。
早い段階で自分の適性や興味を知ることで、卒業後の選択肢が大きく広がり、後悔の少ないキャリアを築くことができます。
また、学業だけでなく課外活動やアルバイトなどを通じて得られる経験は、社会人としての基礎をつくる大切な要素になります。
大学生活を単なる「通過点」とせず、自分の未来を形づくるための期間と考えることが、キャリア形成の第一歩なのです。
大学時代は、スポーツに関する仕事をしたいと思い、1年生で始めたフットサル施設の仕事がキャリア形成をさらに築くきっかけとなりました。
学びと社会をつなぐ「準備期間」としての大学生活
大学生にとって、日々の学びは単なる知識の習得にとどまらず、将来の社会で生かすための重要な準備となります。
講義やゼミで学んだ理論を、アルバイトやボランティア活動の場で実践することで、知識は「使える力」へと変わり、誰もが社会に出る前に経験する大学生活は、自分の得意分野を試す絶好の場であり、安心して失敗できる時間でもあります。
また、友人や先輩と意見を交わす経験は、多様な価値観を知る機会となり、自分の視野を広げることにつながります。
なぜ大学時代にキャリア形成を意識すべきかというと、社会に出てからでは自由に試せる時間が限られてしまうからです。
将来を意識した行動を少しずつ取り入れることで、卒業後の選択肢は確実に広がっていきます。
社会に出る前に、詳細のキャリア形成のきっかけとなる体験が出来る。
将来の選択肢を広げるために必要な視点
社会に出たとき、自分の進む道を一つに絞る必要はありません。
大学生のうちに多様な視点を養っておくことは、将来の選択肢を増やすために非常に有効です。
例えば、学業と並行して異なる業種でアルバイトを経験することは、自分の適性を客観的に知るきっかけになります。
私はフットサル施設と、コンビニエンスストアでのアルバイトを掛け持ちしていました。
また、留学や地域活動に参加することで、異文化理解や協働の姿勢が身につきます。
こうした経験は「自分にはこの道しかない」という固定観念を減らし、新しい挑戦を恐れない柔軟性を育みます。
なぜ視点を広げることが大切なのかといえば、社会では予測できない変化が常に起こるからです。
大学生活で多角的な経験を積んでおけば、環境の変化にも冷静に対応でき、自分に合った進路を選びやすくなります。
アルバイトやインターンで得られる実践的スキル

アルバイトやインターンは、単なる収入を得る手段ではなく、社会に出てから必要となる力を身につける大きな機会です。
特に、時間の使い方や責任感、チームワークといった社会人基礎力は、現場で働く中で自然と養われます。
さまざまな職種を体験することで、自分がどの分野に向いているのかを知る手がかりにもなります。
例えば接客業では人と関わる力が磨かれ、事務職では正確さや効率性が高まり、こうした経験は、履歴書に書ける実績以上に、自分の働き方を考えるうえで大きな財産となります。
大学生のうちから現場を経験することは、社会人になった際にスムーズに適応する助けとなり、将来を見据えたキャリア形成に直結するのです。
仕事を通じて身につく社会人基礎力
アルバイトやインターンは、働きながら社会人に必要な基礎力を自然と学べる場です。
時間を守る責任感、周囲と協力するチームワーク、顧客に向き合う姿勢などは、どの職種にも共通して求められます。
接客業のアルバイトでは臨機応変な対応力が身につき、事務系の仕事では正確さと効率性を学ぶことができます。
なぜなら、社会に出たとき、こうした基礎力があるかどうかで職場適応のスピードが大きく変わるからです。
学生のうちに現場で学んだことは履歴書に書ける資格以上の価値を持ち、就職活動やその後のキャリア形成を後押ししてくれるのです。
大学3年生の時にインターンに行きましたが、実際に求められる業務の質の高さに戸惑ったこともありました…
業界や職種を体験し、自分に合う働き方を見極める
大学生にとって、インターンやアルバイトは自分の将来像を具体的に描くための大切な場です。
短期でも長期でも、実際に働くことで得られる実感は教室での学びとは異なります。誰がどの業界で働きたいと考えても、体験することで初めて「自分に合うかどうか」が分かります。
例えば、IT業界に興味がある学生が現場を経験をすることで、働き方や必要なスキルを理解できますし、医療や福祉の現場に入れば人と関わる仕事の喜びと大変さを実感できます。
なぜこの体験が重要なのかといえば、社会に出てからのミスマッチを防ぐ効果があるからです。
現場業務を通じて、自分に合うかどうかを事前に確認、体験出来る機会は本当に有難かったです。
早い段階で業界や職種を体験しておけば、自分に合った働き方を選びやすくなり、将来のキャリア設計に大きな安心をもたらします。
人とのつながりがキャリア形成を加速させる

キャリアを考えるうえで、経験と同じくらい大切なのが「人とのつながり」です。
大学生活では、友人や先輩、アルバイト先の同僚や上司など、さまざまな人と関わる機会があります。
こうした人脈から得られる情報や助言は、自分一人では気づけない新しい視点を与えてくれます。
また、社会人の経験を持つ人から直接話を聞くことで、将来像をより現実的に描けるようになります。
さらに、同世代の仲間と一緒に挑戦した経験は、自分を成長させる大きな力となります。
人との関わりを通じて学んだことや築いた信頼関係は、その後のキャリアを進めるうえで強力な支えとなり、就職活動や社会に出た後の自信につながるのです。
先輩・社会人との交流で得られるリアルな学び
大学生活の中で、先輩や社会人と関わる機会は、将来を考えるうえで非常に価値があります。
誰が、どんな経験をしてきたのかを直接聞くことで、ネットや本だけでは得られないリアルな情報を手に入れることができます。
例えば、就職活動を終えた先輩に話を聞けば、面接で問われる内容や企業が重視する姿勢など、実体験に基づいた具体的なアドバイスを受けられます。
また、社会人との交流会やインターン先での会話は、職場の雰囲気や働き方を知る貴重なきっかけになります。
なぜこうした学びが重要なのかといえば、自分の将来像をより現実的に描けるようになるからです。
経験者から得た情報は、進路を考える際の判断材料となり、迷ったときの道しるべとなります。
インターンでお世話になった職場の方々には、社会人としての立ち振る舞いなど、色々なことを教えてくれました。
同世代の仲間との挑戦が生む成長の機会
同世代の仲間と一緒に挑戦する経験は、互いに刺激を与え合いながら成長する力を育みます。
大学のサークル活動やゼミでの研究、アルバイトのチームワークなど、仲間と協力して取り組む場面は数多く存在します。
誰かと一緒に取り組むことで、自分一人では思いつかなかった発想や解決方法に出会えるのです。
私の場合は、サークル活動でのイベントや練習試合のセッティング、ゼミでの研究ではプロサッカークラブのスタッフの方々との打ち合わせなど、目標に向かって協働する力や調整力が磨かれます。
また、失敗や困難を仲間と共有することで、支え合う大切さを実感できます。
なぜこの経験がキャリア形成に役立つのかといえば、社会に出たときに必要な「協働する力」が自然に身につくからです。
仲間との挑戦は、自分を成長させるだけでなく、将来の働き方にも大きな影響を与えていきます。
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- 仲間と協力することで発想や解決策が広がる
- サークルやイベント活動を通じて調整力が身につく
- 困難や失敗を共有することで支え合いを学べる
- 協働力は社会に出た後も強力な武器になる
大学生が取り組むべきキャリア形成の習慣

キャリア形成は一度に完成するものではなく、日々の小さな積み重ねによって形づくられていきます。
大学生のうちに始められる習慣として大切なのは、自己分析と新しい挑戦を繰り返すことです。
大学時代はアルバイトに加えて、ブログサイトを運営するなど、色々なことに挑戦しました。
自分の強みや弱みを知り、小さな目標を立てて達成する経験を積むことで、自信が少しずつ育まれます。
また、興味のある分野に触れる機会を増やすことも重要です。
資格取得やボランティア活動など、自ら動くことで得られる学びは、将来のキャリア選択に役立ちます。
さらに、専門家であるキャリアカウンセリングを活用すれば、客観的な意見を得られ、自分だけでは見えなかった道を発見することができます。
大学生活を通じてこうした習慣を身につけることが、未来を切り開く力となるのです。
自己分析と小さな挑戦を繰り返す習慣づけ
大学生活は自分を知り、新しいことに挑戦できる貴重な時間です。
誰もが最初から大きな目標を持てるわけではありませんが、小さな行動の積み重ねが将来を形づくります。
例えば、自分の得意なことや苦手なことをノートに書き出し、週に一度は振り返る時間を持つだけでも、自己理解は確実に深まります。
また、新しいアルバイトに挑戦したり、学外のボランティア活動に参加したりすることで、自分の適性や強みを確認できます。
なぜこの習慣が大切かといえば、社会に出てからは失敗を恐れて挑戦を避ける人が多いからです。
大学時代の挑戦はリスクが小さく、安心して学べる環境にあります。小さな挑戦を繰り返すことで、自信が少しずつ積み上がり、将来のキャリア選択に強い土台を築くことができるのです。
キャリアカウンセリングを活用して視野を広げる
自分だけでキャリアを考えていると、どうしても視野が狭くなりがちです。そこで役立つのが、専門家によるキャリアカウンセリングです。
キャリアカウンセラーは、誰がどんな悩みを持っているのかを丁寧に聴き取り、強みや可能性を一緒に探し出すサポートをしてくれます。
例えば「将来やりたいことが分からない」「自分に合う職業が見つからない」と悩む学生に対し、価値観や適性を整理するワークを通じて新しい気づきを与えます。
また、客観的な視点からアドバイスを受けることで、自分では気づけなかった選択肢が見えてきます。
なぜ大学生のうちに利用すると良いのかといえば、早い段階で方向性を掴むことで、その後の学びや経験を目的意識を持って取り組めるようになるからです。
私も大学生の時に、キャリアカウンセリングを受けていたら、やみくもに離転職を繰り返していた20代は無かったかもしれません。
専門家の力を借りることは、自分の未来を広げるための有効な手段なのです。
まとめ
大学生活は、将来のキャリアを考えるうえで大切な準備期間です。
授業やアルバイト、インターン、そして人とのつながりを通じて得られる経験は、社会に出た後の自信と成長につながります。
自己分析や小さな挑戦を習慣にすることで、自分の強みや可能性を少しずつ形にしていくことができ、さらに、キャリアカウンセリングを活用すれば、客観的な視点から新しい選択肢を見つけることも可能です。
迷いを抱えている今こそ、自分の未来を考える第一歩を踏み出すチャンスです。
ぜひ、この機会にキャリア形成について深く向き合い、見学や体験を通して新しい自分に出会ってみてください。
私がこの記事を書いたよ!

Kento キャリアカウンセラー
スポーツ ▶︎ 広告代理店 ▶︎ PCインストラクター ▶︎ 福祉と様々な職種を経験|現役で就労支援施設の施設長|方向性×行動×継続=未来を変える思考と強みを活かした習慣力をキャリアカウンセリング、情報発信でサポート|個人で複数の事業を展開中|【国家資格】社会福祉士・精神保健福祉士